応援歌伝承会
１１月１７日、本校講堂にて第１学年対象の応援歌伝承会が行われた。まず昭和４８年卒業の黒木先輩からの講話を聞いた。講話の中では、本校の現在の校舎建設に関わった際の話（教室棟南棟に掲げられた六光星は東側のものが古いもので、南側のものが新しいもの）や修猷同窓会誌「菁莪」に掲載された先輩の話を聞くことができた。現在運動会で使用されているスタンドは昭和３５、３６年頃に生徒会が丸太で足場を作ったところから始まったことは初めて知ることだった。特に印象的だったのは、黒木先輩のお父様の手記に関する話だった。終戦直後に関しての手記であり、「成せば成る」という言葉が心に残った。
その後、応援歌に関するエピソードをいくつか聞くことができた。修猷館の歌の中で、最も古いものは報国寮寮歌である。この中に館歌のフレーズがあり、この歌をもとに現在の館歌が作られた。昭和５０年卒業の田中先輩からは平成２４年度に完成したDVDの話や２００周年に作られたカンタータは本校にしか存在しないまたとない歌であるとの話を聞くことができた。また、昭和３１年卒のカシマ先輩からは普通校歌は４拍子２拍子が普通だが、修猷の館歌は途中から３拍子になり、優しさやロマンチックさを感じることができるとのお話をいただいた。
応援歌伝承会における、本校諸先輩方との交流を通して修猷文化に触れ、修猷生としてのあり方を考える貴重な機会となった。