靑莪祭
令和４年度菁莪祭
今年度は「幻想」というテーマのもと、１０月２４日（月）から１１月５日（土）まで図書委員会が菁莪祭を開催しました。今年度は、学校全体に本に親しむ雰囲気をつくりだすために、さまざまな新しい企画に挑戦しました。たとえば、読書王選手権では、各クラスで予選を行って勝者が出場する形にしました。また、意外な本との出会いを楽しむために、本の福袋の貸し出しも行いました。さらに、有志生徒講演会を実施し、４名の生徒に自由なテーマで語ってもらいました。毎年恒例の浅田先生の講演会も好評でした。
例年、アンケートなどの展示は図書館閲覧室で行っていましたが、今年度は校舎の各階ホールにホワイトボードを設置して、アンケートや作品を１０分休みなどに気軽に見てもらえるように工夫しました。事前に全校生徒にテーマ「幻想」についてのアンケートも実施していましたので、今年度は全校生徒と「幻想」や読書について考える時間を少しでも共有できた、と考えています。
また、今年度は他校との読書会も実施することができました。本について語り合う貴重な時間を共有することができました。
ある生徒がアンケートの中で「幻想」について次のように書いていました。
人類史において技術の発達への原動力となったのは、人々のファンタジーに対する憧憬の念だと思います。「瞬間移動ができたら…」、「空を飛べたら…」、「宇宙に行けたら…」、―長い年月で変わらない人類全体の夢の果てを描くファンタジー作品は我々がこれからも躍進し続ける理由になるのだと思います。
私たち図書委員一同、この菁莪祭が、忙しい日常のなかでふと立ち止まって、じっくり考えたり語り合ったりする潤いある時間を、生徒のみなさんに提供することができたのではないか、と思っています。