1年生 創志研修
4月26〜28日、1年生の創志研修が行われた。27日には油山市民の森でオリエンテーリングを実施した。
（１）深める
① 「修猷館の歴史を知る」では、劇団ショーマンシップによる「筑前藩校絵巻」の上演DVDを鑑賞し、草創期の藩校修猷館にかける人々の思いについて学んだ。
② 「生き方・在り方を学ぶ」では、ペシャワール会の故中村哲医師によって行われた人道支援事業と、中村医師の「志」について学んだ。
③ 本校卒業生（東京大学大学院在学中）より、脱炭素社会へ向けたプロダクト開発から起業に至るまでの経緯や、同じ「志」を持つ人たちとのつながりなどについて、オンラインで講話を頂き、その後質疑応答を行った。
（２）協働する
油山市民の森で、班に分かれ、「オリエンテーリング」を行った。ひとつの目的に向かうための協働作業としては、入学後初めての機会となった。
（３）語り合う
「未来の世界と自己の夢」と題し、一人一人があらかじめ書いた作文をもとにクラス討議を行い、さらに学年全体でのディスカッションで考えを深めた。クラスでも、学年でも、活発な意見交換が行われた。
修猷館には「語りの文化」というものがある。多くを学び、深く考えなければ何かを語ることはできない。今回の研修では、先人や先輩の志に触れ、自分自身の生き方・在り方について考える機会となった。また、共に学ぶ友人たちと、何かを成し遂げることの第一歩でもあった。研修はこの３日間で終わったが、修猷館での３年間はここからが本番である。