離任式
4月10日(月)、本校講堂で離任式が行われた。今年度離任される教職員は次のとおりである。
富田 一大 教頭 城南高等学校副校長にご昇任
黒野 朋惠 教諭(社会) 太宰府高等学校へご転出
池上 裕人 教諭(英語) 筑前高等学校へご転出
館長先生から各先生のご紹介があり、それぞれの先生が、お別れのご挨拶をされた。
富田先生は、「ちづる」という映画と本についての楽しいエピソードを、ユーモアを交えながら説明された。「日本を代表する、特色ある本校独自の文化を大切にして、幸せな人生だったといえる人生を歩んで欲しい。」と生徒たちに語りかけられた。
黒野先生は、心理学者であるアルフレッド・アドラーの「嫌われる勇気」という本を紹介され、自己決定性、すなわち「人というのはどう生きるか、自分で決めることが出来る。」と、各学年の生徒に力強いエールを送られた。
池上先生は、山口県萩市の「松下村塾」訪問を例としてあげられた。塾長吉田松陰は、高杉晋作や伊藤博文などの志ある多くの逸材を、愛情を持って育てようとした。「他者を幸せにするために学ぶ大切さ」は、感慨深いものであると話された。
それぞれの先生方のお人柄を感じさせる、生徒諸君への愛情にあふれるお話であった。
3人の先生方が講堂の中央を通ってご退場になるときには、生徒が色紙などを持って駆け寄る場面もあり、先生方との別れを惜しんでいた。
上記の先生方に加え、昨年度常勤講師や非常勤講師としてお世話になった先生方にも、心から感謝の気持ちを伝えたい。