○1日目 ・DVD「筑前藩校絵巻」
・総探プログラム「創立230年記念号を読む」
○2日目 ・校外研修 四王寺山登山
○3日目 ・卒業生による講演 講師:浦越有希 氏(H25卒)
・パネルディスカッション 講師:廣瀬俊朗 氏
・全体会(自由発言)「創志研修を終えて」
(生徒による振り返り)
3日間の創志研修を通して、最も自分の中で深く考えたことは「自由とは何か」についてであった。入学してから今までこの問いは既に何回も問われてきたが、私はなかなかはっきりした答えを持つことができないでいた。しかしこの創志研修で、この問いに間違いなどないと知り、みんなの意見も参考にして自分なりに考えて答えをつくることができた。
私は「自由とは風」のようなものだと思う。風は、いつ、どこを吹き抜けないといけないのかと決められているわけではないし、形や方向なども自由に変更できる自然の力であるが、風が強すぎると周囲に悪影響を与えてしまうことがある。「自由」もやり過ぎると他者や社会に悪影響を及ぼしてしまうため、バランスや責任も大切だと感じた。
今の自分の意見も時間がたつと「違うな」と感じるかもしれない。これから始まる高校生活を通じて、様々な答えを見つけていきたい。 (伊藤 若菜)
1日目は他クラスとの交流があり、考え方が異なる人とも同じ人とも話すことができた。様々な考えがある中で、共通点があることに気づいた。それは主語が「自分」という視点で話を進めている点であった。「誰かがやってくれる」といった他力本願のような意識ではなく、「自分が行動する」という視点で考えを深めていたことが印象的であった。私自身も「誰かが」ではなく「自分が」という積極性を持って行動していきたい。
2日目は校外に出て山登りをした。初めは不安で気が重かったけれども、実行委員が様々な企画で盛り上げてくれたり、友達といろんな話をしたりして、とても楽しい、かけがえのない思い出となった。同じ場を与えられても、それが自分にとってどんな財産になるかは自分次第であると実感した一日であった。
3日目の講演では「自由は置物ではない」という言葉が非常に印象に残っている。この言葉を聞いて私にとって自由とは何かを考えるきっかけとなった。私が思う「自由」とは、同じ状況でも、それを「自由」と感じる人とそうでない人が存在し、自分で「自由」を求めて行動する人が初めて手にすることができるものだと考えた。
この3日間全体を通して感じたことは、自分が今恵まれた環境にあるということである。一人一人が多様な価値観を持ち、勇気を持ってみんなの前で発言することができる、そんな尊敬できる人たちに囲まれていると実感したからである。私も誰かを鼓舞できる存在になりたい、そのためには自分自身が自分に満足できる人になるという志のもと生活していきたい。 (平塚 萌々)
私はこの創志研修と通じて2つの「志」を立てた。1つ目は「自分が選んだ猷(みち)を正しいものにする」である。今まで自分の決めたことに対して、何かと言い訳をしてごまかしてしまい、その判断を後悔したこともあった。しかし判断を正しいものにするかは自分の努力によって変えることができるものだと痛感したので、自分にとって正しいものにするために何ができるかを考えるようにしたい。
2つ目は「一旦考える」である。自分の判断は本当に正しいのか、状況に合っているかを常に考えることを意識し、自分が行きすぎた行動をしないよう、自分で制御できるようになりたい。 (髙山 寧々)


