秋休み後の10月5日、後期始業式が行われた。
館長から、昨今話題の生成AIについてスライドを用いての講話があった。AIが不得意とするところとして「なぞ解き」がある。「なぞ解き」は古来からあり、館長が出される問題を生徒たちは必死に考えていた。その一部を紹介する。
①「この子かえせ 何ぞ」
②「海の向かい 何ぞ」
答えは最後に。
また、生徒部長から「言葉の大切さ」「啐啄同時(そったくどうじ)」についての講話があった。 「啐」とは、卵の中の雛がと内側から殻をつつく音、「啄」とは、親鳥が外側から殻をつつく音。これが同時に行われることがよい師弟関係のたとえとして使われるが、これを生徒間でもやってほしいとのメッセージだった。生徒部長の講話後、アメリカ研修の報告会があったが、これも多くの生徒にとっては「啄」になったのではないだろうか。
なぞ解きの答え合わせ
①『この子』は「子の子」つまり、「孫」「まご」、これを返すから、「ごま」つまり、『胡麻』が答え。
②『海』は「う・み」「卯・巳」、十二支で「卯」の向かい側が「酉」、「巳」の向かい側が「亥」。
よって、「酉・亥」「とり・い」つまり、『鳥居』が答え。

