大文化祭は、生徒が主体となり、多種多様な企画を創り上げる、修猷ならではの行事です。
大運動会と並ぶ、修猷が誇る二大行事でもあり、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた年もありましたが、そういった困難すらも乗り越え、今年で78回目を迎えました。
第78回修猷大文化祭のスローガンは「想伝」でした。
『過去77回かけて“相伝”されてきたこの行事に、現在の生徒の“心”を加えることで、今回の第78回修猷大文化祭でしか成しえない、歴代でも唯一無二のものを創り上げる。』
伝統を受け継ぐと同時に、自分達の代で、今を生きる自分達にしかできないやり方で、この行事を昇華させる。そして文字通り、修猷生が抱いてきた想いを伝えてほしい。
そういった意志と望みを持ち、このスローガンを掲げました。
生徒は、クラス、部活動、有志団体などといった様々な集団の中で力を合わせ、限られた時間の中で工夫を施し、当日に向けて準備を進めていきました。
そして迎えた当日。悪天候の瞬間もありましたが、2日間で延べ8000人を超える来場者数を記録し、非常に大きな盛り上がりを見せました。
運営委員長として、このような大規模な行事に深く関わることができたことを嬉しく思います。
この行事を通して、修猷生は自らが抱いていた想いを他者に伝え、そしてまた新たに、貴重な経験を手に入れることができたと思います。
その経験をこれからの修猷生活に存分に活かしてほしいと強く願っています。
第78回修猷大文化祭運営委員長 松尾謙生



