11月3日(金)に「総合的な探究の時間」の取り組みの一つである出前授業が実施された。平成14年度に始まり、今年で22年目となる取り組みである。この間、コロナ禍による不実施、規模の縮小などもあったが、昨年度からは本来の形での実施に戻っており、生徒のそれぞれが自身の関心の範囲を広げ、深めることを通じて、自らと社会や学問との関わりについて考える機会となっている。
講師は各界でご活躍の方々で、今年度、初めて参加してくださる方から、22年連続で参加してくださっている方まで様々。内容や形式も、充実した講義、実演、実習、グループ討議など、実に多彩である。
各生徒は、自分の希望する講座を2コマ受講することになっており、参加希望の講座を選択する際に、講座一覧に目を通すだけでも、社会や学問の広がりや深まりを垣間見ることができる。さらに、当日の授業に参加することで、授業内容だけでなく、個性あふれる講師の先生方の佇まいからも多くを学び、自らの在り方や生き方を考えることになる。
この日、多くの教室で、講師の話に熱心に耳を傾ける生徒の様子、熱心に話し合う様子、そして、さらに多くを学び取ろうと講師に次々に質問する様子などが見られた。生徒にとって、文化の日に相応しい、意義深い経験となったものと思われる。




