創志研修
4月26日から28日にかけて創志研修を行いました。修猷館の歴史や伝統をより深く知ることができ、仲間との語り合いを通して自己の考えを深め、広げることができました。この研修を通して、これから修猷館でどのような3年間を過ごしたいのか、そして、自分の在り方を探る大きな機会になりました。
【1日目】研修①「修猷館の歴史を知る」では、「筑前藩校絵巻」を視聴しました。修猷館が創建されるまでの歴史、それに関わった人々の思いと苦労、そして現在にも繋がる学問に対する考え方を学ぶことができました。研修③「自己の夢を語る」では、学年全体で自由討議を行いました。修猷館に入学して初めての「語り」の場ではありましたが、たくさんの生徒が自分の将来について熱く語っていました。さまざまな分野の話があり、今まで関わることのなかった分野にも興味をもつきっかけとなりました。研修④「卒業生から学ぶ」では、卒業生をお招きして、食料廃棄問題についての話を聞きました。また、修猷館で生活していくため、社会で生きていくための「コツ」を教えてもらいました。自分の置かれた環境や人との出会いを大切にして、自分の手で道を拓くことが大事だと分かりました。
【2日目】この日は学年遠足で、ベイサイドプレスから船で海の中道海浜公園に向かいました。天候にも恵まれ、学年企画のドッジボールも、クラス企画もとても盛り上がり、生徒の顔は一日中笑顔で満ちていました。クラスの絆がより深まった楽しい遠足になりました。
【3日目】研修⑦「先人の生き方に触れる」では中村哲さんの軌跡を辿ったDVDを鑑賞しました。中村さんの周りの人のことを一番に考えて行動し、たくさんの人の命を救う姿がとてもかっこいいと感じました。研修⑧「SDGｓをとおして世界に目を向ける」では、生徒がSDGｓのゴールである１７の項目に分かれ、それぞれのグループで討議を行いました。この討議の目的は、SDGｓを達成するための対策など、具体的な答えを探すことではなく、さまざまな角度からSDGｓについて考えることでした。どのグループでもたくさんの意見が飛び交い、さまざまな視点で共有することができました。
たくさん語り合い、たくさんの仲間と関わり合った3日目でした。非常に有意義な3日間でした。今回学んだ修猷館の素晴らしい伝統を自らの手で受け継ぎ、学年の絆をさらに深め、充実した3年間を送りたいです。
創志研修運営委員長 1年11組 山口桜英