瀬戸勇次郎さん表敬訪問
8月27日夕方、東京2020パラリンピック競技大会柔道66kg級3位決定戦、本校職員と柔道部生徒は固唾をのんで大講義室のモニターを見つめていた。そしてその時がやってきた。
「一本!」
瀬戸勇次郎選手の内股すかしが鮮やかに決まった瞬間だった。
瀬戸選手は福岡教育大学に通う21歳、糸島市に生まれ本校に入学、柔道部で活躍するとともに大運動会でもリーダーを務めた。在学中に全日本視覚障害者柔道大会に出場、大きな志とともに大学でも鍛錬を続け、今回のパラリンピックで初めて日本代表に選出され、パラリンピック銅メダル獲得の快挙を成し遂げた。
9月3日、その瀬戸選手が銅メダルを携えて本校に帰って来てくれた。館長室での報告、そして職員室での歓待。在学中よりもさらにたくましくなったその表情に、大きな充実感が感じられた。
瀬戸選手の快挙を心から祝福するとともに、今後のさらなる活躍に期待する。