青莪祭
１０月２５日（月）から１１月６日（土）まで、本校図書館にて、“『 』―空白― あなたにとっての『 』は何ですか” というテーマのもと菁莪祭を行った。コロナ禍の中、私たちは今まで当たり前にできていたことが制限されてきたが、そんな今だからこそ既成のものにとらわれず、真っ新な状態から新しいものを創造しよう、というメッセージを、多彩な企画を通して生徒に届けることができた。
読書会、読書王選手権、書庫ツアー、図書委員が制作したＰＯＰの展示、さらには、数十年前のことだが、図書委員会が読書に関するアンケートを著名な作家に往復はがきで送った際、丁寧な回答を書いてもらった、その「お宝」とも言うべき返信はがきの展示も行った。また、菁莪祭テーマに関する毎年恒例の浅田先生の講演会では、今年もたくさんの生徒が先生の奥深いお話にすっかり魅了されていた。
先生方からのお薦めの本や菁莪祭テーマについてのアンケートも展示したが、そうしたアンケートを読みながら、「最近本を読んでいなかったけれど、先生も好きだって言っているから、借りて読んでみようかな。」と思って、本を手に取り貸し出しカウンターへ行く生徒も多かったことは、大変うれしいことである。読書を通して、生徒同士、さらには先生と生徒が、互いに感動を分かち合うことができるということを改めて気づかせてくれた菁莪祭であった。