予餞会
1月29日、予餞会が実施された。本校の予餞会は毎年1月の最終金曜日に実施され、3年生はこれまでの修猷生活を振り返って1・2年生に伝えたい想いを、1・2年生は3年生への想いを、それぞれ語ることが伝統となっている。
今年は新型コロナウイルス感染防止の観点から、本会場の講堂と1・2年生の各教室とに分散しての、リモートでの開催となった。例年とは大きく異なる形態ながらも、生徒会執行部による見事な運営によって、会は大いに盛り上がった。今年の予餞会でも多くの生徒から、日頃の生活を通して得た自らの想いを聴くことができた。その一部を紹介したい。
「かつてある先生が、『知を愛する心を失ったとき、修猷の本当の危機がやってくる』と言っていた。知を愛することが修猷にとっては大事だし、そのための場を大事にしてほしい。」
「修猷生活を振り返ると、周りにはすごい人がたくさんいた。そのすごい人たちが、これからそれぞれの世界で活躍するであろうと考えるとわくわくする。多様性こそが修猷館の強みだ。」
「修猷館の校章である六光星のモチーフとなった北極星のように、先の見えない世の中に道筋をつけられるような人間でありたい。」
また、「先生講話」として浅田正人教諭より、3年生へのメッセージとピアノの弾き語りが贈られた。この日を機に、3年生はいよいよ本格的な受験態勢に入る。これまでの修猷館での学びをもとに、一人一人が目標を実現することを願うばかりである。