修猷アワーズ
12月18日（金）本校において修猷アワーズが行われた。修猷アワーズとは、今年度新型コロナウイルス感染拡大防止の観点より、中止となった十里踏破遠足に代わる代替行事として企画されたものである。十里踏破遠足は生徒にとって、遠行による身体的・精神的疲労をともなう達成感・充実感を体得する機会、クラス単位での活動を通した級友とのつながりを確認し深める機会という2つの機会を与えることのできるものであった。それらの機会を失わせないという目的の下企画され、今回は校内歩行と大縄跳びを主な内容とした企画となった。
校内歩行は、生徒が日常を過ごしている本校校舎や敷地内を歩いて巡るものである。1周1,930mを5周、計約10kmのコースを歩いた。コースの途中では本来十里踏破遠足で見ることのできた景色をプロジェクターに映すなどし、伝統の行事の灯を消さないための工夫が数々施された。
大縄跳びは、競うのではなく、クラス毎に高い目標に挑戦することを目的とし、全体で回数を設定し、設定回数到達を目指す等の2つの種目が設けられた。
これら2つは学年毎に午前と午後で時間帯を分けることで分散して行い、行事中は常にマスクを着用する等の感染対策を図った上で実施した。
十里踏破遠足の中止が決定し、様々な制限がある中、実行委員の生徒たちの手によって考えられ運営されたこの修猷アワーズ。生徒たちはその中で級友と過ごせる時間を有意義に過ごし、活発に活動していた。生徒それぞれが多くの充実感と級友とのつながりを感じ、深めることができた1日となった。