課題研究発表会
12月18日に、今年を締めくくる行事、「課題研究発表会」が実施された。
「課題研究」は、「総合的な学習の時間」の一環として、1・2年生合同で実施されている。生徒自身が関心のある課題を設定し、それについて調べ、考え、互いの考えを交換する中で、自らの考えを深めるプロセスを経験することを目的としている。
7月末のオリエンテーションに始まり、生徒および教師による研究課題の提示、研究班の編成、研究活動、発表準備を経て、この日の発表会に至った。普段のクラスや部活動などの仲間とは異なるメンバーが「共通の関心事」のもとに集い、話題を共有して議論したり、役割を分担して作業を進めたりする中で、互いの関係も研究活動も深まっていった。
4つの代表班による全体発表と、およそ160あるすべての班が発表する分科会の企画・運営を行うのは、すべて生徒のスタッフで、これも課題研究の講座のひとつとなっている。
研究テーマは多岐にわたり、発表形式も、PCとプロジェクタによるもの、模造紙にまとめられたもの、実技・実演、紙芝居形式など多様である。聞き役に回った生徒たちは、仲間の発表に熱心に耳を傾け、発表後には熱心な質疑応答の場面も見られた。
本校の「文化の秋」を彩った取り組み「課題研究」は、本日の課題研究発表会によって集大成され、生徒一人一人の胸に忘れられない印象を残した。