予餞会
1月31日、予餞会が実施された。本校の予餞会は毎年この日に実施され、3年生はこれまでの修猷生活を振り返って感じた想いを、1・2年生は3年生への感謝の想いを、それぞれ語ることが伝統となっている。今年の予餞会でも多くの生徒から、日頃の修猷生活を通して得た自らの想いを聴くことができた。その一部を紹介したい。
運動会のときに3年生が私を「ひとりのブロック生」として大切に扱ってくれたことが嬉しかった。修猷生としての使命は、行事の引継ぎ資料にはない、学校生活の場面で自分たちが受け取った気持ちを受け継いでいくことにこそあるのではないか。(1年生女子)
ロボットやAIが全盛となりつつある社会で、人間は何ができるのだろうか。人間は、その一生懸命な姿で人間を感動させることができる。「一生懸命」とは、自分の頑張りに対して責任をもつことだ。(3年生女子)
和を重んじることは重要だが、修猷生はそれでいいのか。もっと修猷生は自由で、もっと一人一人が目立っていいはずではないか。和を重んじすぎる雰囲気を作ったのは誰か。今こそ一人一人が立ち上がれ。そして「修猷の自由」を取り戻せ。(3年生男子)
また、「先生講話」として浅田正人教諭より、3年生に向けたメッセージとピアノ演奏が贈られた。今日を機に、3年生はいよいよ本格的な受験態勢に入る。これまでの修猷館での学びをもとに、一人一人が目標を実現することを願うばかりである。