２年研修旅行
１０月３０日（月）から１１月１日（水）の２泊３日で、２年生の関西研修旅行が実施された。
〇１日目
朝早くに博多駅に集合し、新大阪駅を経由して、和歌山県にある那智大社、那智の滝を目指した。長い移動ではあったが、その疲れが吹き飛ぶほどの圧巻の景色を見ることができた。台風の直後の訪問であったため、滝の水量が通常のときよりもかなり多かったそうだ。ガイドの方も、こんな滝は今まで見たことがないとおっしゃっていた。旅館に着いてからは夕食の時間。新鮮な海の幸を堪能した。その後、生徒は翌日ガイドをしていただく方々と２日目の打ち合わせを熱心におこなった。
〇２日目
熊野古道を歩き、熊野本宮大社を目指した。３時間ほどの道のりだったが、熊野古道の神秘的な雰囲気とガイドの方の話に心惹かれながら、充実した時間を過ごした。歩いた後は広大な河原で昼食とった。水切り遊びに興じる生徒も多く見られた。奈良県に移動し、ホテルで夕食後、生徒による学年企画がおこなわれ、これまであまり接点のなかった者同士がグループを作り、いくつかのテーマについて議論した。最初は戸惑う姿も見られたが、徐々に熱く語る様子が見られるようになり、修猷生らしい、素晴らしい学年企画となった。
〇３日目
各班に分かれてサイクリングでの明日香村研修をおこなった。事前に各班で回りたい場所を決めて調べ、実際にその地を訪れるという内容で、普段見ることのできない歴史的価値のある場所を巡りながら、多くの刺激を感じている様子であった。午後からは２コースに分かれ、長谷寺（はせでら）と室生寺（むろうじ）をそれぞれ見学した。長谷寺では迫力ある観音像を拝観し、静かに目を閉じて自分を見つめ直している生徒が多く見られた。
本研修は、世界遺産の熊野古道をはじめとした歴史的に価値ある場所を訪れ、過去から現在へと思いを馳せることで、今後の自分の学校生活や将来の日本、自然との共生などについて考えるよいきっかけとなった。最後に、訪問先のガイドの方々など、本研修にご協力いただいたすべての皆様に厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。